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ファイナルファンタジー(FC その他)

JRPG二大巨頭の片翼、目指したものは美しさ

ドラクエを語ったら、FFを語らずにはいられまい。

少年時代には某雑誌も含めドラクエ VS エフエフ」なんていう構図もあったものだ。いやまさかあの二社が合併するなんてね。

 

ここでは、ドラクエとの比較をしつつFFがもたらしたものを味わおうと思う。

*1

 

さて、それぞれの特徴は何だろう。

 

ドラクエは、主人公が喋ることはほとんどない。「はい/いいえ」である。

FFは、主人公含め、登場キャラが喋ることが多い。

何を表すかというと、ドラクエは「体験してくれ!」という点重視で、FFは「見てくれ!」という点重視であるといえる。(近年の作品は変わってきているが)

ゆえに、ゲーム性以外においてもFFは映像や音楽の評価が高い

味わいポイント:美しさ

現在でもFFはグラフィック表現については最前線を走り続けている。

それは第1作でももちろんそうであるし、当時のスクウェアは映像表現に長けていることが売りであった。(いまもだけどね)

 

ファイナルファンタジー」は1987年発売。ドラクエの翌年である。

ドラクエのヒットを受けて作ったのだから、順当に翌年になっている。

*2

 

FF1~3にかけて共通でいえることでもあるが「ものすごい速さの飛空艇」などの乗り物がまず楽しい。そして(それにより)世界がより広く感じ、植松氏の音楽がそれを彩る…。

「見て、聴いて、楽しい」というコンセプトをゲーム業界に広げた功績は非常に大きい。

 

今から味わうなら、ドラクエ1をプレイ後にFF1をプレイしてみて欲しい。はっきりとした進化と違いを感じとれるはずだ。

味わいポイント:ゲーム音楽という概念

ドラクエの音楽はすぎやまこういち氏、FFは植松伸夫氏が手掛けている。

FFは、ドラクエに無いもの、ドラクエっぽく無いもの」を念頭に置いたおかげで、ゲーム音楽の幅を大きく広げたと言える。

このブログを読んでいてFFの音楽が全く浮かばないという読者は少ないとは思うが、もし聴いたことが無い人がいたら、ゲームを通して聴いてみて欲しい。

まとめ

語りつくせない点が多いFFなので、続きはシリーズのナンバリングでも語りたい。

とりあえず…

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*1:尚、エフエフと略すかファイファンと略すかなど論争もあるが、当ブログではFF(エフエフ)と略すこととする。

*2:注意して欲しいのは、「技術は日進月歩である」ということと、1980年代から2000年代にかけての家庭用ゲームの進歩はめまぐるしく、たとえ1年や2年であっても大きな差が生まれるということ。その点も含めた評価が必要になる。